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12歳年下の彼と入籍する話
第8章 ぷち新婚旅行 1日目 淡路島
「そこは…、おトイレ?でも…ここに
トイレがあったら…他の部屋の人も
ずっとここに来るから
落ち着いて寝られないんじゃ…?」
『開けてみますね?』
ガチャとドアを開くと
おトイレと洗面台。
洗面台の後ろに
円形のガラス張りのシャワーブース。
ドアを閉めるとそこだけが
独立したブースになるようになっている。
アメニティが洗面台に備え付けてあるから
ここのシャワーも使えるんだよね??
アメニティもひとしきり揃ってるし。
シャワーもトイレも
使わないでとは言われていないから
ここのトイレもシャワーも
ボトルのシャンプーもあるし
使って良いってことだよね?
『凄いですね…
もう…十分過ぎますね…、
さ、気になる真ん中のドアの先
見に行きましょうよ』
凄いいいお船だねと話ながら
彼と元の場所に戻って来て
最後の部屋になる…中央の部屋へ
続くドアを港斗が開いた。
「わあああっ!!ええっ?
これ、船だよね?え?凄くない?
凄いっ、部屋ッ、広っ……」
『凄いですね、メインベッドルームの
広さも違いますし、ベッドの大きさも
十分なのに、そのベッドの周囲に
余裕のある空間がありますもんね…
それに…天井が高いんで…
僕は…それが…嬉しいですけどね…』
ベッドの両サイドはちょっとした
物が置けるテーブルになっていて。
そのテーブルの上のブルーの
カーテンを開くと丸い窓が見えて
ここが船の中だってそれを見て思い出す。
『巴さん…こっち…
さっきの…シャワーとトイレが
あった反対側にドアありますよ?』
クルーザーのメインベッドルームの
右側後方はベッドルームと
おトイレとシャワールームで
左側には小さいベッドルームが
あっただけなんだけど、
メインベッドルームの左後面の壁に
出入口とは別のドアがある。
「ここ専用のトイレがあるのかな?」
ワクワクしながら巴が
そのドアを開いて中に入ると。
右側にあったトイレと洗面と
シャワールームが反転配置であって。
『おお~ッ、これは
良いですね…、巴さん…
夜に汗掻いても…ここで
シャワー浴びれちゃいますよ?』