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12歳年下の彼と入籍する話
第8章 ぷち新婚旅行 1日目 淡路島

「でも…考えただけでも…
遠そうな気がするんだけど…」

『それは…予約サイトの口コミにも
移動が遠すぎるってあったんで、
遠いでしょうね……、車で端から
端まで走ってあの距離感ですしね…
じゃあ、船で行った先の
夢泉景のお風呂に入りに行きましょうよ』

それなら移動は…船だけなので
ブラブラと途方に暮れる旅を
しなくても済みそうだ。

グラスボートで10分で
対岸にある夢泉景に到着して。
温泉を楽しんでまた
グラスボートで島花まで戻って来る。

ちょっとだけ…綺麗に
お化粧を…直して。

流石に……オリオンビールの
Tシャツじゃ…ダメなのでは?と
でも…かりゆしって…
確か…結婚式とかでも…
かりゆしで参列できたよね?

お夕飯は炭火焼のダイニングで
淡路島の新鮮な海の幸や
お野菜や淡路牛を
自分達で焼いて食べる感じの
プランで…それに
前菜の盛り合わせとサラダが
セットになって付いていて、
あわじビールで乾杯して
炭火焼を楽しみながらビールを飲んで。

『自分で火起しも片付けも
しなくていいのは楽ですしね…
でも…これだと焼肉になりますかね?』

焼いている火は炭火だし、
焼いてる…野菜やお肉も
BBQでもおかしくないのに
なんか…串に刺さってないだけで
焼肉になってしまうのはなぜだろう?

夕食の後は、売店に寄って
お茶と、お酒と…
ちょっとしたおつまみに
なりそうな物を買って…。

自分達のクルーザーに戻って来る。

メインデッキの
カーテンを閉めて、
ソファに座って…
さっき買ったスパークリングワインを
グラスに注いで…飲んでたんだけど…。

お夕飯の時にも…飲んでたし
ちょっと彼も…寄っているのか
身体の距離が…近い気がする…し。

その…気のせいじゃなければ
太ももをナデナデされている気がする。

『プール…22時までですし…
大浴場は…24時までなんで…
…1回…えっちする時間は…
十分に…ありそうな…感じですね…?
巴的には…、今は…
したい…気分…ですか?
それとも…プールと…温泉の
後の方が…いい…ですかね?』

と…声を潜めながら尋ねて来て。

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