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12歳年下の彼と入籍する話
第9章 ぷち新婚旅行 2日目 神戸ベイサイド

と…上から彼に呼ばれていて、
私は今…下着もつけてないし
バスローブ1枚なんだけど…、
でもさっきまで一緒に港斗君も
シャワーを浴びていたんだから。
彼も下着も履いて無くて、
バスローブ…1枚だけって…事で。

後ろのデッキから、フライデッキに
上がれる階段があるから。
階段を上って。彼が待っている
フライデッキに上がると。
ウエルカムクルーズで
シャンパンを飲んだコの字型の
ソファの所のテーブルの上に
朝食が用意されていて。

バスケットにぎっしりと
詰められている6種類のパンに
美味しそうな焦げ目がついた
骨付きのソーセージ。

トロトロのスクランブルエッグ
トウモロコシのスープに、
淡路島の野菜を使ったサラダ。

デザートのカットフルーツは
蓋つきの瓶に入れられている。

『僕、コーヒー淹れて来ますね?』

でも…飲む物……
オレンジジュースに
紙パックの淡路島牛乳に
グリーンスムージーもあるから
お腹がそれでもちゃぷちゃぷに
なってしまいそうなんだけど…。

港斗君は下のメインデッキに
コーヒーを淹れに行って
自分の分と、私の分の
コーヒーを持って戻って来て。

確かに…この朝ご飯は…
コーヒーと…頂きたいかも知れない。

『すいません、お預けした
みたいになってしまって。
じゃあ、食べましょうか?巴さん』

「こんな所で朝ご飯なんて…
優雅で…贅沢な朝ご飯だねぇ~」

それも…バスローブだし…。

キラキラと…朝の光を受けて
輝く海を眺めながら、
美味しい朝ご飯を頂いて。

「パンも…種類が沢山あるけど
パンに付けるジャムも…沢山あるね…」

ミニサイズのジャムが5つも
スタンドにセットされていて、
色んなジャムでパンを楽しめる。

優雅な朝ご飯を済ませると、
両家の顔合わせの時に着るのに
買ったワンピースに着替えて
化粧をする。今日は…彼が
これを着て欲しいと…言っていたので。
キャリーバックにこのワンピースも
入れて持って来ていた。

彼に持って来て貰って良いですか?って
言われなくても…買って1回だけ
って言うのも…勿体ないから
この旅行で着るつもりにはしていたので。

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