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12歳年下の彼と入籍する話
第9章 ぷち新婚旅行 2日目 神戸ベイサイド
ケーキ入刀からの
ファーストバイトは
定番の演出だけど、
ファーストバイトの前に
新郎新婦の両親が
お手本のバイトを見せると言う
両親が居る結婚式ならではの演出で。
『その流れでご両家のお母さまに
ラストバイトをして頂いて
それからのファーストバイトも
人気のある演出になりますね』
とあっちのプランナーさんが
そう言って来て、追加料金が要らない
ウエディングケーキをオプションで
追加するだけで出来る
演出のあれこれを彼の意見に
+で提案をして来てくれて。
今はネイキッドケーキに
カラードリップの演出も
人気がありますよ~と提案して下さって。
私たちはまだ挙式が来年の予定なので
打ち合わせも回数が出来るので
何回か相談して、細かく詰めて行って
理想の結婚式になる様に
お手伝いをして頂けるそうで。
『ここで結婚式したら
あそこに名前…載るんですよね?』
彼と…恋人同士になったあの日に
コンチェルトに乗船した時に
この船で結婚式を挙げたカップルの
名前が刻んであるパネルがあったのを
一緒に見た時の事を思い出して。
あの時に毎年の結婚記念日に
この船に乗船して、
あのパネルを眺めたいとか
そんな話をしてた…なって…。
だから、コンチェルトでの
結婚式は彼の希望でも…
あるんだろうなぁって思ったから。
でも…こう…もっと高いって
思ってたんだよね…正直
船の結婚式って…値段聞いて
まぁそれが一番シンプルなプランだけど
+される前の料金だけどそれでも
ホテルウエディングよりもリーズナブルだ。
私の想像の半分以下位で、
安いなって思っちゃたんだけど。
詳しい事は…また、相談すると
いう形で…契約をして…
もう…ここは…港斗君のお母さんの
亜希子さんも船がいいって言ってたから
決まっていた会場ではあるので。
モザイクの所に…ブライダルフェアを
終えて…戻って来たんだけど…。
『ハーフコースじゃ…食べた気が
やっぱりしませんね、お腹、巴さんは
ちょっと物足りなくないですか?』
確かに彼には…物足りない
感じだろうなぁとは
思ってたけど……
モザイクの2階にある
REAL DINING CAFEで
彼はパスタランチを食べていて
私はドリンクだけ…頂いたんだけど。