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12歳年下の彼と入籍する話
第9章 ぷち新婚旅行 2日目 神戸ベイサイド
と…彼の提案と言うか
発想に驚いてしまったんだけど。
二部制の結婚式と言って、
2回結婚式をするのは
珍しい事じゃなくて
それぞれのゲストとの楽しい時間を
過ごす事を重視してるカップルは
その二部制の結婚式を取り入れてる様で。
前のあのレイン邸宅での
結婚式みたいにわちゃわちゃした
手作り感のある結婚式は
職場の人達と集まるには
アットホームで良い感じの雰囲気だなって。
あの2人も聞いた話によると
ご両親と神社で神前式をしたと
そんな事を港斗君が言ってたから。
そんなスタイルも…
みんなと楽しく過ごしたいって
そんな風に思う港斗君の
気持ちなんだろうなぁって。
多分双子は夜の部に呼ぶ気でいるだろうし、
葵ちゃんと小林君は…両方
どっちも来てくれそうな気がするな…。
『お金は…心配いりませんよ?
結婚の話を聞きつけた…
飯島先生から……お祝い貰ったんで』
飯島先生と言うのは
港斗君達が勤めている
病院の非常勤医師で。
どの筋からか分からない
儲け話を持って来る人…らしい。
本人は2017年と、
2020年のビットコインの
価格の高騰時に凄い金額を儲けた
と言う話は…聞いたのだそうで。
その何者か良く分からない
港斗君は預言者か何かだと
思ってる…と言う、医者から
まだ職場の上司に入籍する日程を
話してない時に…廊下ですれ違って
お祝いにこれやると…
手帳のメモに走り書きをした
4つの数字を…貰ったのだそうで。
お祝いが4つの数字??
で、その人は…どこから
まだ彼も話してない情報を
仕入れて来たのかとか…
預言者と言うのも…何となく…
分かる様な…気がするけど…。
「ねぇ、その数字って…」
『ナンバーズ4の数字ですよ、
その3日後の抽選の当たり番号でしたよ
2口購入してたんで、…結婚式の
費用に使えって言ってたんで、
そのお金使わせて貰いましょうよ。
いつも…飯島先生はそう言う
競馬とかのお金はさっさと使った方が良いって
貯金とかに回すなって言ってましたから』