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エリート妻色情飼育
第51章 第四十六章 変身
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『金は使わな意味がないのや・・・』
上機嫌で話す幸造の声がワインで心地良く酔った春香の耳に響いている。

夕食後、サニタリールームの大きな鏡に裕子の微笑んだ顔が後に見えると春香も幸せそうな笑みを浮かべた。

「本当・・そうよね・・・」
春香と並んで化粧を直している裕子がクスッと笑いながら言った。

「私だって・・凄い金額を頂いてるもの。
勿論、お給料とは別に現金で・・・」

裕子がそっと耳打ちする額を聞いて春香は驚きに目を丸くした。
普通にある企業の社長並の金額であった。

「でも、お金だけじゃないの・・・」
裕子はウットリとした表情で続けた。

「御主人様達に調教されてから
私の人生も大きく変わったわ・・・。

嬉しいの・・安心できるの・・・。
そりゃあ、
何時か捨てられるかもしれないけど。

決して気持ちは裏切ったりしないと、
確信できるわ・・・。

それが奴隷だと思うし、
私達のルールなんだから・・・」

「裕子・・さん・・・」

春香にも漠然と裕子の言う意味が理解出来る気がする。
信じられない屈辱を受けながらも、これ程の官能は味わった事が逆に幸せに思えてくるからであった。

男達は全力で陵辱してくれたのだ。
何もかも周到に準備をして。

春香を狂わせる罠を贅沢に用意してくれた。
だまされた筈なのに少しも悔しくなかった。

今は嬉しくて羽ばたいていきそうである。
愛している、と思った。

婚約者の井上への想いとは全く違う次元の愛だった。

春香は改めて決心するのだった。
メス犬になろうと。

御主人様達の奴隷として、この身を捧げるのだ。
熱く激しい気持ちを本能のまま晒していくのだ。

春香は裕子と並ぶように席についた。
男達は優しい微笑を浮かべて出迎えてくれる。

食後にバーがある展望ラウンジでカクテルを楽しんでいる。
これから始まるパーティーの前に。

男達は巧みに紳士の優しさと野獣の激しさを使分ける。
春香はこの後に待つ新たな調教に胸をときめかせるのであった。
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