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エリート妻色情飼育
第63章 第五十六章 マドンナ
※※※※※※※※※※※※※※※
井上は今、まさに人生の絶頂であった。
仕事も順調で尊敬する悟の元、会社で尤も重要なポストを任されている。
誰もが羨むような美女の春香と婚約して、社長からも祝福されている。
そして今・・・。
井上は甘い香りに酔いが覚める想いだった。
憧れの裕子と腕を組みながら、二人きりで夜道を歩いているのだ。
興奮で心臓が爆発しそうな程早くなっている。
急な用事が出来て先に帰った悟であったが、裕子は妖しい微笑を浮かべ囁いた。
「いいじゃない、飲みましょうよ・・・
それとも私とじゃ、イヤ・・・?」
裕子の持つ、切れ長の潤んだ瞳の魔力を退けられる男はいやしないだろう。
井上は吸い込まれるように見つめ返すと、心地良い世界に踏み込んでいった。
悟が投げた言葉が頭に絡みついている。
『抱いていいぞ、井上・・・』
どういう意味であったのか。
あれから直ぐに帰った悟の笑みが、不自然に井上の思考をかき混ぜていくのだった。
気が付いた時には裕子のマンションの前まで来ていた。
井上の手を取りながら放たれた裕子の言葉が、胸の奥深く入り込んでいった。
「好きよ、井上さん・・・」
男の足はその手に導かれるまま、マンションのオートドアをくぐるのだった。
井上は今、まさに人生の絶頂であった。
仕事も順調で尊敬する悟の元、会社で尤も重要なポストを任されている。
誰もが羨むような美女の春香と婚約して、社長からも祝福されている。
そして今・・・。
井上は甘い香りに酔いが覚める想いだった。
憧れの裕子と腕を組みながら、二人きりで夜道を歩いているのだ。
興奮で心臓が爆発しそうな程早くなっている。
急な用事が出来て先に帰った悟であったが、裕子は妖しい微笑を浮かべ囁いた。
「いいじゃない、飲みましょうよ・・・
それとも私とじゃ、イヤ・・・?」
裕子の持つ、切れ長の潤んだ瞳の魔力を退けられる男はいやしないだろう。
井上は吸い込まれるように見つめ返すと、心地良い世界に踏み込んでいった。
悟が投げた言葉が頭に絡みついている。
『抱いていいぞ、井上・・・』
どういう意味であったのか。
あれから直ぐに帰った悟の笑みが、不自然に井上の思考をかき混ぜていくのだった。
気が付いた時には裕子のマンションの前まで来ていた。
井上の手を取りながら放たれた裕子の言葉が、胸の奥深く入り込んでいった。
「好きよ、井上さん・・・」
男の足はその手に導かれるまま、マンションのオートドアをくぐるのだった。