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エリート妻色情飼育
第64章 第五十七章 罠2
悟が投げた言葉が頭に絡みついている。
『抱いていいぞ、井上・・・』
どういう意味であったのか。
あれから直ぐに帰った悟の笑みが、不自然に井上の思考をかき混ぜていくのだった。
気が付いた時には裕子のマンションの前まで来ていた。
井上の手を取りながら放たれた裕子の言葉が、胸の奥深く入り込んでいった。
「好きよ、井上さん・・・」
男の足はその手に導かれるまま、マンションのオートドアをくぐるのだった。
※※※※※※※※※※※※※※※
女が微笑んでいる。
切れ長の瞳が妖しい光りを宿して誘う。
春香と対照的な薄い眉が緩やかなカーブを描き、二重の目蓋と共に痺れるような魅力を投げてくる。
「いいのよ、井上さん・・」
男は夢ではないかと思った。
入社以来憧れていた社内一のマドンナが、目の前に横たわっている。
大人びた顔付きが男の心を捉えて離さない。
戸惑う井上の心を見透かすかの如く裕子はクスクスと笑いながら囁いた。
「大丈夫よ、私・・・
アナタ達の仲を邪魔するつもりは無いのよ。
結婚とか恋愛とかはもう、ウンザリ・・・
知っているでしょ?
バツイチだって・・・。
楽しみましょうよ・・ネッ・・・?」
そして男の顔を強引に引寄せた。
井上は逆らうこともなく舌を絡めていくのだった。
『抱いていいぞ、井上・・・』
どういう意味であったのか。
あれから直ぐに帰った悟の笑みが、不自然に井上の思考をかき混ぜていくのだった。
気が付いた時には裕子のマンションの前まで来ていた。
井上の手を取りながら放たれた裕子の言葉が、胸の奥深く入り込んでいった。
「好きよ、井上さん・・・」
男の足はその手に導かれるまま、マンションのオートドアをくぐるのだった。
※※※※※※※※※※※※※※※
女が微笑んでいる。
切れ長の瞳が妖しい光りを宿して誘う。
春香と対照的な薄い眉が緩やかなカーブを描き、二重の目蓋と共に痺れるような魅力を投げてくる。
「いいのよ、井上さん・・」
男は夢ではないかと思った。
入社以来憧れていた社内一のマドンナが、目の前に横たわっている。
大人びた顔付きが男の心を捉えて離さない。
戸惑う井上の心を見透かすかの如く裕子はクスクスと笑いながら囁いた。
「大丈夫よ、私・・・
アナタ達の仲を邪魔するつもりは無いのよ。
結婚とか恋愛とかはもう、ウンザリ・・・
知っているでしょ?
バツイチだって・・・。
楽しみましょうよ・・ネッ・・・?」
そして男の顔を強引に引寄せた。
井上は逆らうこともなく舌を絡めていくのだった。