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エリート妻色情飼育
第92章 第一部 裕子の事情 第一章 人事異動
佐山春香が秋元薬局に入社する
2年前にさかのぼる。
今回の主人公は伊藤裕子。
彼女の入社3年目の終わり頃が
物語の始まりになる。
※※※※※※※※※※※※※※※
裕子入社3年目「企画室」
20●0年2月10日 AM 10:00
※※※※※※※※※※※※※※※
「え・・・?」
声を詰まらせた裕子の両目が大きく開かれる。
「すまない・・・
俺は残したかったんだけど・・・」
悟が目をそらすように呟いた。
「どうして・・・なんですか?」
悔しさに滲む声が途切れる。
言葉の続きを悟は十分すぎるほど理解できた。
裕子は悟が指揮する「企画プロジェクトチーム」に所属している。
秋元薬局の巨大グループに君臨する幸造の一人息子で専務取締役でもある悟は、このチームで次々と革新的な事業を展開し、会社を驚異的スピードで発展させたのだ。
三年前に入社した裕子は優秀な学歴と共に卓越したスキルによって女性ながらもホープとして貢献していた。
物おじしないサッパリとした性格と切れ味鋭い論法を駆使し、同時に誰よりも努力した詳細な準備資料に悟は感謝の念と共に信頼を感じている。
しかも容姿は社内一番と言えるほどで、スレンダーなプロポーションも相まった「クールな美貌」は、男達の目を引き付けない訳にはいかなかった。
悟も同じく裕子に女性的魅力は大いに感じてはいたが、母親の苦い記憶が女性に対しての恋愛感情を消していたのだ。
2年前にさかのぼる。
今回の主人公は伊藤裕子。
彼女の入社3年目の終わり頃が
物語の始まりになる。
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裕子入社3年目「企画室」
20●0年2月10日 AM 10:00
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「え・・・?」
声を詰まらせた裕子の両目が大きく開かれる。
「すまない・・・
俺は残したかったんだけど・・・」
悟が目をそらすように呟いた。
「どうして・・・なんですか?」
悔しさに滲む声が途切れる。
言葉の続きを悟は十分すぎるほど理解できた。
裕子は悟が指揮する「企画プロジェクトチーム」に所属している。
秋元薬局の巨大グループに君臨する幸造の一人息子で専務取締役でもある悟は、このチームで次々と革新的な事業を展開し、会社を驚異的スピードで発展させたのだ。
三年前に入社した裕子は優秀な学歴と共に卓越したスキルによって女性ながらもホープとして貢献していた。
物おじしないサッパリとした性格と切れ味鋭い論法を駆使し、同時に誰よりも努力した詳細な準備資料に悟は感謝の念と共に信頼を感じている。
しかも容姿は社内一番と言えるほどで、スレンダーなプロポーションも相まった「クールな美貌」は、男達の目を引き付けない訳にはいかなかった。
悟も同じく裕子に女性的魅力は大いに感じてはいたが、母親の苦い記憶が女性に対しての恋愛感情を消していたのだ。