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エリート妻色情飼育
第112章 第四部 決心 第十八章 不条理な提案
ズキンと胸を打った。

「確かに好き合ってそうだけど・・・
それでいいの・・・?」

「さ、早苗さん・・・」
畳みかける口調に悟が声を出した。

「悟ちゃんは黙っていて・・・」
だが、早苗はぴしゃりと遮る。

「裕子っ・・・」
「は、はいっ・・・」

大きな声に反射的に返事をしてしまう。

何度もレズビアンプレイで調教された裕子は、早苗には逆らえないのだった。

「貴方の覚悟はそんな中途半端なものなの?
巨大グループを裏で支える・・・

それって・・・
想像以上に大変なことなのよ・・・」

「早苗さん・・・」
裕子は力なく呟いた。

確かにそうだった。
この一ヶ月、早苗に教え込まれた裏の情報や責任の重さは半端な気持ちで出来ることではない。

経理の本部長にも紹介された。
早苗の肩書は平の秘書長なのに、役員である筈の取締役の男がペコペコと頭を下げていた。

セキュリティが厳重なパスワードや指紋認証も、既に裕子の名義で登録されていたのだ。
事実上、「特別秘書室」のチーフは会社でのナンバースリーともいえる地位らしい。

そんな重要なポストが軽い筈はない。
早苗だって血が滲むような努力を重ねたのだ。
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