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エリート妻色情飼育
第215章 第八章 リング
※※※※※※※※※※※※※※※
春香結婚七ヶ月目「夜の公園」
20●3年4月5日 PM 10:00
ヒールと革靴の音が響いている。
寄り添う二人は互いの温もりを感じながら、石畳の道をゆっくりと歩いていた。
公園の中央に人工の池がある。
ライトアップされた噴水が幻想的に色を変えていく。
悟と裕子はベンチに座ることなく眺めていた。
裕子は久しぶりに組んだ男の腕をギュッとしながら、幸せな時間を噛みしめている。
悟に初めて抱かれてから三年の月日が過ぎた。
その前の三年間、男を想い続けていたから合わせて六年になる。
今更ながら、時の速さに驚いている。
だけど、幸せな時間を過ごせたと思った。
秘めた想いを隠し続けた三年間。
想いを打ち明け合い、愛し合った三年間。
どれも裕子にとっては夢のような時間だった。
(だけど・・・)
裕子の中の冷静な自分がブレーキをかける。
所詮、結ばれない二人なのだ。
悟に抱かれた日。
同時に男の父である幸造とも身体を重ねた。
『悟ちゃんと結婚できると思っているの?』
『そんな安易な気持ちで、
裏の秘書の仕事が出来る筈無いでしょう?』
早苗の言う通りだと思った。
秋元グループを裏で支えるという「特別秘書」は会社のナンバースリーである。
そんな重責を全うするには生半可な気持ちではダメだ。
「身も心も捧げる」覚悟がなければいけない。
裕子は決心したのだ。
幸造と悟の「奴隷」となることを。
仕事は勿論、セックスでも全てを捧げ奉仕するのだ。
その日から裕子は親子の愛人となった。
二人に愛される歓びだけで十分だと、自分に言い聞かせている。
春香結婚七ヶ月目「夜の公園」
20●3年4月5日 PM 10:00
ヒールと革靴の音が響いている。
寄り添う二人は互いの温もりを感じながら、石畳の道をゆっくりと歩いていた。
公園の中央に人工の池がある。
ライトアップされた噴水が幻想的に色を変えていく。
悟と裕子はベンチに座ることなく眺めていた。
裕子は久しぶりに組んだ男の腕をギュッとしながら、幸せな時間を噛みしめている。
悟に初めて抱かれてから三年の月日が過ぎた。
その前の三年間、男を想い続けていたから合わせて六年になる。
今更ながら、時の速さに驚いている。
だけど、幸せな時間を過ごせたと思った。
秘めた想いを隠し続けた三年間。
想いを打ち明け合い、愛し合った三年間。
どれも裕子にとっては夢のような時間だった。
(だけど・・・)
裕子の中の冷静な自分がブレーキをかける。
所詮、結ばれない二人なのだ。
悟に抱かれた日。
同時に男の父である幸造とも身体を重ねた。
『悟ちゃんと結婚できると思っているの?』
『そんな安易な気持ちで、
裏の秘書の仕事が出来る筈無いでしょう?』
早苗の言う通りだと思った。
秋元グループを裏で支えるという「特別秘書」は会社のナンバースリーである。
そんな重責を全うするには生半可な気持ちではダメだ。
「身も心も捧げる」覚悟がなければいけない。
裕子は決心したのだ。
幸造と悟の「奴隷」となることを。
仕事は勿論、セックスでも全てを捧げ奉仕するのだ。
その日から裕子は親子の愛人となった。
二人に愛される歓びだけで十分だと、自分に言い聞かせている。