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エリート妻色情飼育
第219章 第十一章 悟と裕子の結婚式
そのためには。
悟の父である幸造にも身を捧げ、奉仕することだと。

早苗に命じられる通りにしたのだ。
後悔はしなかった。

その後の二年間は文字通り「身も心も捧げた性奴隷」として二人の親子に奉仕続ける日々を過ごした。

悟も「母の苦い記憶」のせいで裕子を幸せにする自信が無かった。

だが「父と共有」するなら、異常な環境の中で裕子を愛し続けることが出来ると思ったのだ。

自分勝手な屁理屈だと思いながらも、裕子の献身さに甘える日々をおくっていた。
そんな時、春香が現れた。

最初、思いついた時はあまりにも不条理で残虐な罠だったが、裕子に相談すると意外にも協力すると言ってくれた。

裕子自身も限界を感じていたのかもしれない。
このままでは捨てられないにしても、自分から親子達から去って行ってしまう気がしていたのだ。

初めて会った時から春香のことは好きだった。
純情でウブな性格は自分が失ったもののような気がして、何としても悟と孝造の奴隷にしたいと思ったのだ。

春香の夫となる克己も罠として近づいていくうちに、心が惹かれていった。
芝居ではなく本気で愛するようになっていた。

「夫婦奴隷」として孝造と悟の「性奴隷」となった二人を交えた饗宴を重ねるうちに、悟と裕子も変わっていった。

二人を押さえていた「心の壁」が異常とも思える状況の中で崩れ去っていたのだ。
かくして悟は裕子に求婚し、裕子も素直に受け入れた。
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