この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
背徳は蜜の味
第25章 人妻その二十五 ~企画モノAVでハメられて~

翔子は男二人にチープなラブホテルに連れ込まれた。
古ぼけたラブホテルは壁が薄いのか、
あちらこちらから男女の艶かしいあえぎ声が微かに聞こえていた。
ビデオカメラを三脚にセットして
準備オッケーとばかりにカメラマンの男はイケメンの男に向かって指でオッケーサインを出した。
イケメンの彼はビデオカメラからは死角になるところに陣取って、ソファに座る翔子だけがビデオで撮影されている。
「じゃあ、始めようか…
ほらカメラ見て。自己紹介して」
「えっ、えっ、やだ」
自己紹介なんて聞いていないわ…
戸惑う翔子にお構いなしにイケメンの男は淡々とインタビューを始めて行く。
「名前は?」
「えっと…翔子です…」
デタラメな名前を名乗ればいいのに
バカ正直に本名をさらけ出した。
「へえ、翔子ちゃんっていうんだ?
初めてエッチした相手、誰?」
『やだ!こんなインタビュー…』
まるでAVみたいだと翔子の表情が硬くなる。
抗議の意味を込めてイケメンの彼を睨むけれど、
相手は素知らぬ顔で次々と質問してくる。
「初めてエッチした相手、誰?」
「覚えていません…」
「ふーん…初めての男って、ずっと記憶しているもんじゃないの?
そっか、それが今の旦那さんってわけだ?」
「違います」
本当に最初の男の名前など知らなかった。
だって、海でナンパされて、互いに名前も知らぬまま、半分レイプのようなセックスで処女を奪われたのだから…

