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第5章 LOVE Lesson 2人目

ガチャ…。

「もう…お身体は、大丈夫ですか？」

「はい…すみません。結構眠り込んでました。」

あれから私は、小一時間くらい寝ていた様で…

急いで支度をしようとしたが、足取りが覚束ずフラフラする。

何とか着替えたが、かなり時間は経過してしまっていた。

ソファーに座った私に、ヤナセは静かにマグカップを差し出す。

甘く…温かい…

「ココア…。」

「はい…カカオは、滋養に効きますので。」

麗しの笑顔で、そう言った。

「滋養…ふふ…有難うございます。」

一口飲むと…なんか高級なココアの味に感じた。