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第9章 LOVE Lesson PASS

「えっ……」

『犠牲者』？

「大丈夫～？たく、ヤナセは容赦無いんだからさぁ～」

「今、お茶淹れてくるからね…」

良く解らないけど、至れり尽くせりな感じになっている。

コウセイは、腰に手を添えてソファーまでエスコートしてくれた。

「はい！座って～」

「有難うございます…」

まだ少し気が抜けてる私の様子に、隣に座ったコウセイは

「マッサージすると、余計疲れちゃいそうだから、今日はコウセイ必殺技だけにしておくね」

「へ…必殺技…」

「そうっ！ひっさぁ～つぅ！」

いつもの如く、両腕を左右に大きく広げる。

いつも、このポーズよね？