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第10章 cherry shortcake

コウセイは俺の顔を見て、ニヤリと笑った。

複雑な気持ちを悟られた気分になる。

「まぁ…中には、ヤりたいからって奴も居なくはないかもしれないし…気にいっちゃう生徒さんだって居るだろうし…」

「コウセイ…俺は…」

マグカップをナツに差し出して

「お代わり淹れて～ナツ！」

「あっ！はい！次は何にしますか？」

「コーヒーにしよっかなぁ～？セイジは？」

「うん…俺も、コーヒー」

「畏まりました！」

ナツが勢いよく、立ち上がった。

「コウセイ…」

残りのケーキをフォークに刺して。

「生徒さんが、気持ち良くしてるとさ…こっちも気持ちいいよねぇ～」

「…あぁ…」