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ラブカルチャースクール+α
第16章 ヤナセ☆夫 編
太股の上に…柳瀬の頭の重みが掛かる。

ストレートの少し長めの前髪が左右に流れる様に落ちていく。

背の高い夫をいつも見上げていたけど、今は二つのヘーゼルを見下ろしているのが不思議な感覚がする。

「重たくないですか?」

「ううん…大丈夫…」

柔らかい髪が気持ち良くて、指ですいてしまうと…

柳瀬は目を細めて、小さく微笑む。

キュン!

な、なんか、可愛いわ!

滅多に触れない夫の頭をここぞとばかりに、撫で続ける。

「クスクス…頭を撫でられるなんて、小学生以来ですね…」

屈託なく笑った笑顔が、ちょっと少年ぽく見えました。

夫の小学生姿か…想像が付かないけど…。


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