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ラブカルチャースクール+α
第22章 LOVE Lesson2 D
閉じていた目を薄っすら開くと、マサキのセットしていた前髪はかなり乱れ、揺れる前髪の隙間から汗ばむ額と色っぽい視線を注がれている。

浴びせかけられるフェロモンに、子宮が痺れるように疼いてしまう。

「あ…あの…」

別に苦しくはない…
強いていうなら――――『キツイ』。

それをどんな表現で伝えれば良いものか?

「ん…大丈夫かい?」

口をパクパクさせていると、マサキは柔らかく微笑み返してくれた。

恍惚感でぼんやりする頭の片隅を働かせて、思い付くまま答えてみる。

「あの…ですね…」

「うん…」

「食べる前は…緩かったスカートの…ウエストが…」

「う…ん?」

「食べ過ぎて……苦しいぃ…感じです…」

「……ぷっ…」

なけなしのボキャブラリーで表現してみたら、マサキは一瞬の間を置いて手の甲で口元を押さえて顔を横に背けた。

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