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ラブカルチャースクール+α
第23章 LOVE Lesson2 S
パシィィィン!!
開いた扇子を胸に当て、私に向かって綺麗なお辞儀を深々としてくる。
「こんにちは。初めまして。本日の担当をさせて頂きます『ハナブサ』と申します」
「は、初めまして」
『ハナブサ』と名乗った講師は、真っ黒な髪に鏡越しに光る漆黒の瞳。
スーツは着てるけど着物が似合いそうな純和風男子だった。
何より印象的なのは――――
パッシンッ!
弾けた音を響かせる…扇子。
ただの扇子なのに、妙に気になって仕方ない。
「ではラウンジに参りましょう」
「は…い…」
派手さはないけど漂わせる異様なオーラは、あの特別な講師に近いものを感じた。
コウセイとはまたえらく違ったタイプの人だな…
今日のレッスンは、一体どうなるんだろう。
ある意味レッスンより緊張感が湧いてきてしまいそうになりながら、おずおずと肩を窄めてハナブサの後を付いていった。
開いた扇子を胸に当て、私に向かって綺麗なお辞儀を深々としてくる。
「こんにちは。初めまして。本日の担当をさせて頂きます『ハナブサ』と申します」
「は、初めまして」
『ハナブサ』と名乗った講師は、真っ黒な髪に鏡越しに光る漆黒の瞳。
スーツは着てるけど着物が似合いそうな純和風男子だった。
何より印象的なのは――――
パッシンッ!
弾けた音を響かせる…扇子。
ただの扇子なのに、妙に気になって仕方ない。
「ではラウンジに参りましょう」
「は…い…」
派手さはないけど漂わせる異様なオーラは、あの特別な講師に近いものを感じた。
コウセイとはまたえらく違ったタイプの人だな…
今日のレッスンは、一体どうなるんだろう。
ある意味レッスンより緊張感が湧いてきてしまいそうになりながら、おずおずと肩を窄めてハナブサの後を付いていった。