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ラブカルチャースクール+α
第23章 LOVE Lesson2 S
ガチャ――――

「あっ!  着替え終わったね」

やたら時間が掛かってしまったが、何とか着替え終わってドアを開けるとセイジが笑顔でソファーから立ち上がる。

「大変…お待たせしました」

「ううん〜そんな待ってないから気にしないで平気だよ。お茶飲む?  ハナブサも淹れてくれるかもしれないけど」

セイジは何かと気遣いながら近寄ってきて、足取りが覚束ない私の手を取って支えてくれた。

あぁ…
本当に優しい人だな。

講師とか抜きにして、本当に思う。

「お茶…頂いてもいいですか?」

ハナブサが何を用意してくれているか分らないけど、落ち着いて飲める気がしない。

セイジが淹れてくれたお茶で、一息吐きたかった。

「了解!  ちょっと待っててね!」

私をソファーまでエスコートしてくれたセイジは、テーブルの上に用意してあった茶筒の蓋を開ける。

茶匙で茶葉を量って急須に入れていく。

ポットのお湯を湯呑みに注いでから、急須に入れた。

流れるような動作に思わず見惚れてしまう。

セックスの技術だけじゃなくて、お茶の淹れ方まで、普段から訓練とかしているのかな?

そんな疑問を浮かべていると――――

「はい、お待たせ!」

セイジにお似合いな、爽やかな煎茶の香りが漂ってきた。

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