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ラブカルチャースクール+α
第23章 LOVE Lesson2 S
お互い正座をしながら向き合う。
最初の時よりも緊張感もなくなって、少しずつ抹茶を堪能していると
「本日のレッスンですが途中で意識を失われてますね…」
「ブッフゥ〜!」
落ち着いてきた頃に不意打ちを食らわされ、思わず緑の飛沫を立てそうになった。
少し顎に跳ねた抹茶を手の裏で素早く拭う。
「す、すみません!何と言いますか…凄く効果的だったようで〜」
だって〜!
セイジの超絶テクニックだったんだもん!
不可抗力です!!
――――とは、言えない。
自分はともかくセイジの評価に影響するのかと、内心焦っていると
パシン…
扇子が静かに開かれて、ハナブサは優雅に肩に当てる。
「良くあること何で、お気になさらず。タクシーを手配してありますので、身体にご無理のないようにお帰り下さい」
「はい…ありがとうございます」
「次回レッスン、お待ちしてます」
最後まで淡々としているけど、心なしか心配気に聞こえるハナブサの声に、鼻腔がくすぐったくなった。
最初の時よりも緊張感もなくなって、少しずつ抹茶を堪能していると
「本日のレッスンですが途中で意識を失われてますね…」
「ブッフゥ〜!」
落ち着いてきた頃に不意打ちを食らわされ、思わず緑の飛沫を立てそうになった。
少し顎に跳ねた抹茶を手の裏で素早く拭う。
「す、すみません!何と言いますか…凄く効果的だったようで〜」
だって〜!
セイジの超絶テクニックだったんだもん!
不可抗力です!!
――――とは、言えない。
自分はともかくセイジの評価に影響するのかと、内心焦っていると
パシン…
扇子が静かに開かれて、ハナブサは優雅に肩に当てる。
「良くあること何で、お気になさらず。タクシーを手配してありますので、身体にご無理のないようにお帰り下さい」
「はい…ありがとうございます」
「次回レッスン、お待ちしてます」
最後まで淡々としているけど、心なしか心配気に聞こえるハナブサの声に、鼻腔がくすぐったくなった。