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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
シ――――ン……。
元々物音なんてしないけど、ワタリが出て行ったレッスン室が妙に静まり返っているように感じる。
「こんな……広かったっけ?」
巨体だったせいか、存在も大きかったのかも。
ちょっとしんみりした気持ちで、ワタリが目の前に置いていったブラを手に握り、ストラップを腕に通す。
もう何百回としているなんてことない動作――――。
身体が当たり前に覚えていることなのに、ここで異変を感じた。
「ホックが……掛からない……」
身体の状態は確かにまだ万全じゃないけど、ブラのホックが出来ないほど力が抜けているとは思わないだろう。
手を後ろに回している二の腕が、思い通りに上がらなくて辛い。
「マジで?」
どうしよう……
5分もあれば着替えられるのに、これじゃぁいつまでたっても裸のままだ。
いつまでも戻らなかったら、ワタリの怒りの鉄槌が落ちるかもしれない!!
「い、急がなきゃ……」
指先だけで何とかしようとしても、上手く出来るわけもなく焦りだけが先走る。
最悪、ノーブラで帰るしかないかも。
今日もラブカルタクシーだろうし……。
そんな諦めモードに入ろうとした時だった――――
元々物音なんてしないけど、ワタリが出て行ったレッスン室が妙に静まり返っているように感じる。
「こんな……広かったっけ?」
巨体だったせいか、存在も大きかったのかも。
ちょっとしんみりした気持ちで、ワタリが目の前に置いていったブラを手に握り、ストラップを腕に通す。
もう何百回としているなんてことない動作――――。
身体が当たり前に覚えていることなのに、ここで異変を感じた。
「ホックが……掛からない……」
身体の状態は確かにまだ万全じゃないけど、ブラのホックが出来ないほど力が抜けているとは思わないだろう。
手を後ろに回している二の腕が、思い通りに上がらなくて辛い。
「マジで?」
どうしよう……
5分もあれば着替えられるのに、これじゃぁいつまでたっても裸のままだ。
いつまでも戻らなかったら、ワタリの怒りの鉄槌が落ちるかもしれない!!
「い、急がなきゃ……」
指先だけで何とかしようとしても、上手く出来るわけもなく焦りだけが先走る。
最悪、ノーブラで帰るしかないかも。
今日もラブカルタクシーだろうし……。
そんな諦めモードに入ろうとした時だった――――