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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
お茶を準備するのに使っている少し高めの台にワタリは寄りかかって、片腕を組みながらティーカップを口に付けている。
筋の通った高い鼻、引き締まった唇……
精悍な顔立ちは、横顔からでも伺えた。
ワタリもココア飲んでいるのかなぁ?
ココアのイメージがしなくて、不思議そうに眺めていると
「どうかしたか?」
横向きのままイーグルアイ光線が、こっちへ向けられる。
うぅっ!
流石猛禽類……迫力がある。
まだこの鋭い瞳には慣れないけどワタリが怒っている訳じゃないのは、この数時間で理解したつもりだ。
「ワタリさんも、ココア飲んでるのかなって?」
こんなこと聞いて下らないと思われるかもしれないけど、今は素直に話せそうな気がして思ったままを口にすると、ワタリは一呼吸置いて
「……アールグレイだ」
穏やかな低い声で答えてくれた。
「紅茶?」
「あぁ……俺はいつもこれだ」
「そう、アールグレイってアイスティで飲むイメージ」
「飲むか?」
「えっ!?」
単純に思ったことを話したら、意外な展開になってきた。
筋の通った高い鼻、引き締まった唇……
精悍な顔立ちは、横顔からでも伺えた。
ワタリもココア飲んでいるのかなぁ?
ココアのイメージがしなくて、不思議そうに眺めていると
「どうかしたか?」
横向きのままイーグルアイ光線が、こっちへ向けられる。
うぅっ!
流石猛禽類……迫力がある。
まだこの鋭い瞳には慣れないけどワタリが怒っている訳じゃないのは、この数時間で理解したつもりだ。
「ワタリさんも、ココア飲んでるのかなって?」
こんなこと聞いて下らないと思われるかもしれないけど、今は素直に話せそうな気がして思ったままを口にすると、ワタリは一呼吸置いて
「……アールグレイだ」
穏やかな低い声で答えてくれた。
「紅茶?」
「あぁ……俺はいつもこれだ」
「そう、アールグレイってアイスティで飲むイメージ」
「飲むか?」
「えっ!?」
単純に思ったことを話したら、意外な展開になってきた。