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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B

ワタリの形相に、自分のしでかしてしまったことを俄かに悟る。
はっ!!
しまった!
つい勢い余って、飲み干してしまった。
「ご、ごめんなさい! 全部飲んじゃった」
「……いや、構わんが」
「えぇっ?」
怒ってないの?
開眼でもされる迫力で睨まれたと思ったのに、それどころかワタリは少し口端を上げている。
「美味かったならいい」
「うん。凄く美味しかった」
ワタリの表情が穏やかになってきたのが嬉しくて、自然と明るく答えられた。
本当は私に淹れた筈の残りのアールグレイが注れたカップをワタリは静かに口に運ぶ。
「そうか……良かったな」
カップに口を付ける前にワタリは何か囁いたみたいだったけど、私は聞き取れなかった。
微笑んでいるように見えるワタリの横顔は、凄く優しく見えて――――
イーグルアイさえ光らなけれなばな……
と、しみじみと思ってしまった。
はっ!!
しまった!
つい勢い余って、飲み干してしまった。
「ご、ごめんなさい! 全部飲んじゃった」
「……いや、構わんが」
「えぇっ?」
怒ってないの?
開眼でもされる迫力で睨まれたと思ったのに、それどころかワタリは少し口端を上げている。
「美味かったならいい」
「うん。凄く美味しかった」
ワタリの表情が穏やかになってきたのが嬉しくて、自然と明るく答えられた。
本当は私に淹れた筈の残りのアールグレイが注れたカップをワタリは静かに口に運ぶ。
「そうか……良かったな」
カップに口を付ける前にワタリは何か囁いたみたいだったけど、私は聞き取れなかった。
微笑んでいるように見えるワタリの横顔は、凄く優しく見えて――――
イーグルアイさえ光らなけれなばな……
と、しみじみと思ってしまった。

