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ラブカルチャースクール+α
第25章 LOVE Lesson2 B
やだっ!!
ワタリったら体育会系の裸族だからって、こんな所で大胆な――――!!

すっかりそんなイメージで何かされるのかと思ったら……

「脈……早いな。でも熱はなさそうだ」

「みゃ……くぅ?」

「顔色は悪くないから、貧血は大丈夫だろう」

何だかお医者さんみたいに、ワタリは私の脈を計っていた。

ワタリは手首に当てていた指を今度は首筋に伸ばしてきて、頚動脈の上に触れてくる。

「息苦しくないか?」

「うん……大丈夫」

今までずっと私を見下ろしてきたイーグルアイが、顔を覗き込むように見上げてくるのが新鮮だった。

ハナブサが来るまで側に付いてくれているのも、私の体調を気遣っているのだと理解する。

ジワジワと――――

ワタリの優しさが胸に沁みてくるようで

「ありがとう……ございます」

自然と顔を綻ばせながら、ワタリにお礼を言った。

「別に、当たり前のことだ」

首筋から指を離してワタリは淡々と答えたが、ニッコリ微笑まえるよりワタリらしいと思えてしまう。

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