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第26章 LOVE Lesson２ Ｈ

「はぁ……ぁ……んっ……」

苦しい……

早く解放して――――。

息苦しさよりも、身体中にこもっていく熱と、思うように動けないもどかしさに爆発しそうだ。

もっと……もっと……

激しくされたい。

珍しいくらい、自ら求めてしまいそうになる。

ここまで焦らされると、ワタリのビッグキャノンの方がマシだった気すらしてきた。

ヤナセの下で悶える私の唇を中から抜き出した舌先で、ルージュでも塗るみたいになぞっていく。

唇にピリピリと微かな痺れが広がって、滑るヤナセの舌先で蕩けてしまいそうだ。

ゆっくりと脳内を侵食するように襲ってくる快感に思考がうまく働かない。

まだ触れられていないショーツの奥は滝壺のように潤っているのは間違いなかった。

このままだと脱がされる前に、ギブアップしたくなる。

「あ……ぁ……はぁ……もぉ……」

震える唇で息絶えそうに、哀願すると透明な液で濡れた膨らみを啄ばまれて――――

クチュ……

ヤナセは唇を軽く弾くと、この世のものとは思えないほど妖艶に微笑んできた。

そして――――

「下の方も……触らせて頂きますね……」