この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
「お口……下の方です」
「……ほえ」
「クスクス……」
えぇぇぇぇ――――!!
花園の方だったの――――!
顔の方の口を全開にしていた自分が、恥ずかしくなる。
それに『下のお口』って表現を真顔で言ってこられたのも、恥ずかしい。
そしてどうやって『お口』を開けばいいのかが分からない。
ヤナセに指を突っ込まれているし、これ以上どうすればいいと――――!?
だけど開かねば、先に進まない気配がムンムンに漂う。
「ひ、開くって……」
「力を……抜いて頂けたら自然と『お口』は開きます」
丁寧なのか、ワザとなのか――――ヤナセは敢えて『お口』と言ってくる。
「やって……みます」
「貴方なら……出来ます」
ヤナセはそう断言して、ニッコリと微笑んだ。
もっと普通の状態なら、この素敵な笑顔にときめけるのだが、正直今はそれどころじゃない。
先ずは何とかして、『お口』を緩めなければ!
落ち着いて――――お腹の力を抜けばいいんだから。
ん? 中を緩めるんだよね。
腹筋の力を抜いて、中って緩むの――――?
そんなに難しいことじゃない筈なのに、焦りが思考回路を狂わせる。
顔の方の口を半開きにしながら呆然としている私に、ヤナセは優しい表情で語りかけてきた。
「……ほえ」
「クスクス……」
えぇぇぇぇ――――!!
花園の方だったの――――!
顔の方の口を全開にしていた自分が、恥ずかしくなる。
それに『下のお口』って表現を真顔で言ってこられたのも、恥ずかしい。
そしてどうやって『お口』を開けばいいのかが分からない。
ヤナセに指を突っ込まれているし、これ以上どうすればいいと――――!?
だけど開かねば、先に進まない気配がムンムンに漂う。
「ひ、開くって……」
「力を……抜いて頂けたら自然と『お口』は開きます」
丁寧なのか、ワザとなのか――――ヤナセは敢えて『お口』と言ってくる。
「やって……みます」
「貴方なら……出来ます」
ヤナセはそう断言して、ニッコリと微笑んだ。
もっと普通の状態なら、この素敵な笑顔にときめけるのだが、正直今はそれどころじゃない。
先ずは何とかして、『お口』を緩めなければ!
落ち着いて――――お腹の力を抜けばいいんだから。
ん? 中を緩めるんだよね。
腹筋の力を抜いて、中って緩むの――――?
そんなに難しいことじゃない筈なのに、焦りが思考回路を狂わせる。
顔の方の口を半開きにしながら呆然としている私に、ヤナセは優しい表情で語りかけてきた。