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第5章 LOVE Lesson 2人目

「は…いぃ…。」

ヤナセの手に自分の手を乗せると、指に力が込められ…グイッと引き寄せられる。

「わっ！えっ！？」

引っ張られた勢いで、ヤナセの胸に飛び込んでしまった。

ガッチリ！
受け止めてくれ

「クスクス…驚かせてしまいましたかね。」

「ご…ごめん…なさぃ…。」

思いっきり体重を預け状態だ。

「お身体の向きを変えますね…私に寄り掛かる様に…はい…そうです。」　

少し体重を掛けた肩を、ヤナセの腕が支える様に回されて、スッポリと腕の中に収まった。

動いてないから、寒くない様にローブを肩まで被せてくれた。

キュン！

何か少女漫画のヒロインみたい…壊れモノみたいに、大事に抱き締められている。