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ココロのアナ
第8章 約束
俺は旭のマンションへ向かったはず
なのに何故渚がいて
こんな状態…
しかも俺って毎回縛られるのな…
「はぁ…渚…
今更俺を襲うのか?」
酔いも冷め冷静に話す。
「旭って奴と付き合ってるの?」
悲しげな目で聞かれる。
あぁ…昔からこうだ
甘えたり、弱音を吐くときに見せる
この目に俺は弱い…。
「いや…付き合ってはないな」
正確には飼われている…
そんな事言えないが…
「ぢゃぁ…ぢゃぁさ…
また俺と付き合ってよ
体の相性だって合うし、ね?」
「2年前別れる時に言ったよな
恋愛感情が沸かなかったって
渚とは確かにセックスもしたし
デートもしたけど
やっぱり気の合う友達でいたい
ちゃんと話し合っただろ…」
「修が…独りで終わらせただけぢゃん
俺はずっと、修の事見てたし
一人でする時も頭には
修しか浮かんでこなかった…
今更とか…寂しい事いうなよ」
ギシっとベットに登り
俺に跨がり額に優しく
触れるだけのキスを…
「修…俺、お前といたいん…だ…よ…」
今にも泣きそうな声で訴える。
渚の手が髪に触れ、首筋をつたい、胸に落ち
鼓動を聞くように手が止まる…
次第に顔が近づき首筋にチクっと痛みが走る
「ンッ…渚…やめ…」
言い終わる前に唇で塞がれた。
昔と変わらない優しい舌遣い…
「ハァ…ァ…フンッ…」
あぁ…こんな状況でも
反応してしまう自分が嫌になる…
下半身に手が伸び
すでに反応するソレを
服の上から上下する。
「ンッ…ァァ…なぎ…さ…やめ…ろ…」
「ごめん…俺もう止まんない」
カチャカチャと俺のベルトを外し
パンツと下着をおろした渚は
「なに…これ」っと
固まり動かなかった…。