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ココロのアナ
第8章 約束
連れて来られたBARは
L字のカウンターにテーブル席が何席かあり
照明が程良く雰囲気を出している。
「どーする生とかもあるけど
ココはワインが美味しいよ」
「渚に任せるよ」
俺たちはカウンターに座り注文をする
昔付き合っていた頃は居酒屋ばっかで
こんな洒落た見せ来たことないのに
大人になったんだよな…なんて
どーでもいい事ばかり話し…
酒がすすむ…
旭からのMAILを思い出し
飲むペースを落とすが
もう既にフワフワといい気分になっていた。
渚は大丈夫?っと
度々声をかけてくれ
家帰らなきゃならタクシー呼ぼうか?と
心配している
「んーそうだな
この後行かなきゃいけない所あるから
そろそろ…出るかな」
フラフラとした足で店を出ると
渚がタクシーを捕まえてくれた
一緒に乗り込み
行き先を伝える
「この後って誰に会うの?」
「んっ…あぁ、旭っ言う後輩…」
言い終えると俺は渚の肩に頭をつけ
重たくなった瞼を落とす…。
「そっか…他に男できちゃったか…
すいません、運転手さん
やっぱりそこ右に曲がった所で降ります」
渚は俺を連れタクシーを降り
ほぼ意識のない俺を半ば引きずり気味に
建物に入る…
気付けばホテルの一室にいた。
「目覚めた?」
「あ…俺タクシーに乗らなかった…か?
えっ…おっ…おい!!」
手を頭上で縛られ上半身の服は
脱がされていた。