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ココロのアナ
第8章 約束



「ねぇ…修
とりあえず説明してくれる
こんな時間に呼び出されてさ
この状況な訳を
まさか誘ってる訳ぢゃないよね?」


確実に機嫌が悪い…



「飼われてる自覚が足りないよね」


首に指を這わせ…


「キスマークまでつけられて
相手もやってくれるなぁ
人のものに手だして」



首に感じた痛みは渚のキスマークだった…。



「何も言えないんだ
なら俺もかえりますね」



立ち上がり俺を見下ろす…




「実は…」



説明した…
何も言わずにベットサイドで煙草を吸い
何かを考えている旭…



「で、丁寧に俺に電話よこして
帰っていったのか…
お前の彼氏さんは…
俺挑発されてんの?」



笑っているが
笑ってない…

もう、言い訳なんて浮かんですら来ない…



「はぁ…
まぁ、こんな一方的なセックスぢゃ
修の魅力は分からないよね
馬鹿なの?元彼氏さんわ?」



しかたない…とつぶやき
拘束されていた手を自由にし
服を着せてくれた。




「で、どーすんの?
家帰るなら送るけど」



週末は旭のマンションへ泊まる約束だ…
なのに帰る?って聞かれ
ココロに穴が開いた気がした…。



約束…した…
俺は首を振り旭の車に乗り込む。



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