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ココロのアナ
第10章 旭side~涙~
「暫くは点滴だからねー
目覚めても筋力低下してて動けないよ
まぁ…ここなら安全だし
しばらくゆっくりしたらいいんじゃない?
色々ハードだったみたいだし」
「下ネタぶっこむなよ…」
「藤原さんの家から下着とか
保険証とか持ってきてもらうのに
身内に連絡つく?」
そう言えば家族居ないって…
ってか…俺修の事ほとんど知らねー
「身内いないらしいから
俺が持ってくるよ…」
身内が居たってあの部屋には
入れられないしな…。
「病室寄っていかないの?」
「後で行くよ
なんかあったら連絡して」
俺は修の部屋に戻った…
あいつは逃げ出したか…
少し片付けでもしてから…
朝日が登りはじめ大きな欠伸をした。
こんな形で初日の出みるなんて…
ハハッ…っと自称気味に笑う。