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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第10章 淡路島2泊3日の旅 2日目
それとなく山本さんに
有翔さんが探ってくれたみたいで。
どうやらあの山本と言う人は
私の事を知っている感じだと。
”友坂 巴”って言う人に似てるけど、
長い事会ってないし、女の人は
お化粧とかで雰囲気が変わるから
似てるだけって言うだけかも知れないと。
そんな感じの事を言っていたらしい。
『(長い事会ってないって、
化粧する様になった巴を
知らないって事でしょ?)』
気になってLINEの画面を見ていた
旦那さんがそう声を掛けて来て。
だったら…考えられるのは、
中学時代とか
小学生時代とかの…同級生とか
同じ学校に居たけど違う学年とか…。
山本なんて苗字は…どこにでもいるし。
女の子まだまだ分かったかもだけど、
男の人となると……別に
仲良かった人とかいないし…。
こんな性格をしてるんだから、
異性の友達なんて…居なかったし…。
今は…旦那さんがいるから
こんな風に双子とも
小林君とも話が出来ているだけで…。
こんなんだから…雄介さんが
特別なんだってずっと…
思い込んで…8年を棒に振った訳で…。
山本と言う人の事を考えてたのに
雄介さんの事を思い出してしまって。
何とも言えない複雑な気持ちに
なってしまって居たんだけど…。
山本 昌平……なんて、
知ってる人に居たっけ??
妹にLINEしてみたけど
そんな人知らないとすぐに返事が
妹の千冬から返って来て。
この前お盆の時に会った
同級生に…、LINEをして見る事にして。
もしかしたら私がすっかり
記憶から抜け落ちているだけで
どっちかが知ってるかも知れないし。
その関連…じゃ無かったら、
もう…職場の人に聞くとか
そんな事しかできないんだけど、
でも成人してからはお化粧もしてるし
そんなに大きく髪型とか色も
変えたりとかしてないし…。
そっちじゃないとは思うんだけどなぁ…。
そんな事を巴が考えている内に、
その山本昌平が運転する
マイクロバスはお昼ご飯の場所に着いた。
『ここ、テレビで観たことありますよ』
そう葵が建物を見ながら言っていて。
『miele the DINERね、
私もテレビで観た事あるわ。
本当にここから見たら、
お船みたいな外観のダイナーなのね』