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第10章 淡路島２泊３日の旅　２日目

島の西側の海岸線に
カリコリゾートはあるので、
サンセットの時間は
この大きな窓から外が見える席は
お天気さえ良ければ感動的な
景色が…広がる…に違いない…。

『今日はなぁ…天気があれやし、
折角のここからの景色も
なぁ～んにも、見えへんけど…』

來翔がそう言いながら
窓の外を見ていて。

窓際のテーブル席は
白のラタンのガラストップの
円形のテーブルに
白とブルーのストライプ柄の
座面の同じく白いラタンで出来たソファ。

このソファが半円の形をして
窓側に向けてテーブルと
設置されてるから。
サンセットを眺めながら
他の利用客の姿を気にせずに
食事を楽しめそうな感じの
デートにはピッタリのお席で。

『うちの別荘からも近いし、
良く来るんだけどね…？』

と…双子が言っている様に、
多分デート…で使ってる…のか
単にもう車で５分もしない
距離に別荘があるから良く来るって
だけの…物…なのか…。

ここのスタッフの人とも
双子は顔なじみの様な雰囲気で。

いや…この雰囲気は…顔なじみ
って言う感じ…と言うよりは、
プライベートなお付き合い…が
ありますよって言う…
そんな…空気感を感じてしまって。

お洒落な窓際のテーブル席は
座れても３人とか位だから、
テーブルを横並びにくっつけて
全員で食事が出来る様に双子が
予約の時に頼んでくれていたみたいで。

ちょっとした…会社の
親睦会の様な…雰囲気がする。

コロナの前の…頃の…忘年会とか
慰労会みたいなお酒の席みたいだなって
その雰囲気を懐かしく、巴は
感じながら。適当な場所に
港斗と一緒に座った。

食事もコースみたいにサラダや
ナシゴレンとかエビフライ、
ナポリタンとかが大皿で提供されて
数人でパスタとか
ピザをシェアする感じで。

大和にはお子様ランチみたいに
ワンプレートにして貰っていて
喜んで食べてて良かったなぁって。

『カレー食べたい人おる～？』

そう言ってカレーも追加で
大盛、普通、小盛りと
好きな量で頼んでくれるみたいで。

旦那さんは大盛のカレーを食べて
ご満悦の様子だったけど。