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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第13章 淡路島旅行のその後…
「はい、もしもし…?」
/『あ、巴?LINE見ましたか?
今、ちょっとアルトと…
あの…ジムの近くの居酒屋に居るんですけど。
ちょっとだけ…出て来て貰えませんかね?』/
そう言われて…、彼と出会った
近所の24時間営業の
スポーツジムの近くにある
水曜日にいつも彼とジム帰りに
行っていた居酒屋に向かった。
家からは歩いて10分も掛からないから、
巴がそのジムの近くの居酒屋に
到着してカラカラと戸を開くと。
仕事帰りのサラリーマンに混じって
奥のテーブルに2人が居るのが見えて。
巴がそのテーブルに着くと、
お水とおしぼりが運ばれて来る。
『ごめんね?巴さん、
突然呼び出したりしちゃって…。
お夕飯の支度大丈夫だった?』
「はい、支度が済んだから
LINEを確認したから、大丈夫です…けど。
あの…山本さんの件で話って…」
『ああ、それね、これをさ…
今日預かったんだよね、その
山本さん本人から巴さんに渡して欲しいって』
そう言ってテーブルの上に置かれたのは
包装紙でプレゼント用に
ラッピングされたあまり大きくない
”何か”で。大きさと持った感じから
中身はハンカチ…みたいだった。
『開けてみて下さいよ、それ』
港斗君も中身が気になるみたいで。
そのラッピングされた包装紙を
巴が綺麗に剥がして行くと。
その中身は…プリントされた
ビニールのミニポーチに入った
とあるサンリオのキャラクターが
プリントされたハンカチだった。
「…キキララちゃんのハンカチ??」
『リトルツインスターズでしょ?』
と…キキララちゃんとその
プリントされたキャラクターを見て
巴が言うと、彼にそう言い直されてしまって。
『小学生の子にあげるみたいな、
そんなプレゼントだよね?それ』
と、有翔さんがその中身に
ツッコミを入れる様に言って来て。
私は…37歳なので、
キキララちゃんのハンカチを持つ様な
そんな年齢出ではない事は確かだけど。
でも…そう言えば…昔…、
キキララちゃんが大好きで
色々と集めていた気がする。
「懐かしいな…キキララちゃん、
昔…好きで…集めてたし…」
付箋が…そのハンカチが入れてある
ポーチの裏側に貼り付けられて居て。