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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第13章 淡路島旅行のその後…

『貸して貰ったハンカチは
洗濯しても汚れが落ちなくて
返すのが遅くなりすいませんでした』

と…付箋には山本の書いた物
らしき字で書かれていて。

返す?遅くなった?

キキララちゃんのハンカチを?

巴の頭の中でバラバラだった
記憶のパズルのピースが凄い速さで
一瞬にして組み上がって行く感じがして。

「あああああっ!!思い出したッ
そう、キキララちゃんのハンカチっ
そう言えば…、昔…貸したッ。
思い出した、鼻血の子だッ」

『鼻血の子って凄い嫌な…
呼ばれ方…だけど…山本さんって
昔から良く鼻血だしてたんだ?
職場でも朝礼の時間とかに
偶に今でも鼻血出してる時あるよ?』

そうだ…思い出した…、
転校して来た男の子に
しょっちゅう鼻血出す子が居て。
いつも持ち歩いているポケットティッシュを
どこかに置き忘れて来た時があって。
たまたま近くに居たから、
持っていたハンカチを貸した事があったんだった。

もう…小学生の頃の話で、
ハンカチは返って来ないままに
彼は転校しちゃったし
その後自分の誕生日に
お友達に新しいハンカチを
プレゼントして貰ったから
すっかりそのハンカチの事は
私の記憶から綺麗になくなってしまってた。

『それ…巴さん、使うんですか?
リトルツインスターズのハンカチ…』

「いや…これは…、使えないよ…
流石に…37の女には無理あるし…」

急に転校しちゃったから
私にハンカチを返せなかったのが
山本さんはずっと気掛りだったみたいで。

その後もあちこちをお父さんの
仕事の都合で点々としていたみたいで。
大人になってから…やっぱり
あちこち点々と引っ越して来たけど
神戸に住みたいと思ったらしく。

元々働く車が好きだったのもあって
市バスの運転手になったのだそうだ。
まぁ市バスの運転手時代の
同僚との色々ゴタゴタがあって
市バス運転手は辞めてしまったけど
神戸の街の道の事なら知ってるし
何かそれを生かす仕事がしたくて。

水嶋運送に再就職したらしい。

『と言うか…先に言って置いて
あげたら良かったんだけどね?
山本さんはバツイチで、
今はさうちのパートの
シンママさんと上手くやってるよって』

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