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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第18章 いざ行かん!晴れの国 岡山
そう言って巴は部屋に
港斗を残して廊下の方に出た。
お部屋に設置する冷蔵庫にしては
かなり大きめのサイズの
冷蔵庫の上の作り付けの棚にある
UCCのコーヒーメーカーで
コーヒーを淹れて。
ベランダの椅子で海を眺めている
彼の所にコーヒーを運んだ。
『贅沢ですね…この絶景に
淹れたての…コーヒーに…
隣には…可愛い奥さんが居るなんて』
「もう…、そんな事言っても
何も…出て来ないよ?」
『そうですか?僕は隣に
巴が居てくれるだけで…
十分過ぎる程十分ですけどね?』
「港斗……」
自然に…甘いムードになってしまって
コーヒーを飲むのも忘れて
キスの方に夢中になっていた。
『っと…これ位にしないと…
このままえっちしたくなっちゃいますし…。
温くなっちゃいましたけど、
コーヒー飲んで周辺の散策しましょうか』
コーヒーを飲み終わって
5階のお部屋からエレベーターを降りて
1階にあるフロントの所まで戻って来る。
『ちょっと待ってて下さいね』
彼がフロントの方に行って
何かを向こうの人と話していて。
5分もしないで戻って来たんだけど。
「どうかしたの?」
『いえ…何もありませんよ…。
あの…ずっと気になってた
ここから見えてたプールの方行きましょう』
ロビーの所から丸見えになってる
古代ギリシャの神殿みたいな
飾りの柱が並んだ、半月みたいな
形をしたタイル張りのプールは
プールの周りの床の部分も
白と水色のカラーリングで
プールの底にはモザイクタイルで
カジキみたいな魚が描かれている。
プールの先には遊歩道になってるから
海沿いを歩く事が出来る。
『あ、クルーザーがあるね…』
「アクティビティで
あっちのあるあの島とかに
送迎とかしてくれるみたいですよ」
このホテルの目の前の桟橋から
ボートに乗って5分程で
黒島と言う島から干潮の時間だと
黒島ヴィーナスロードと言う
「黒島」「中ノ小島」「端ノ小島」の
3つの島を結ぶ砂の道が出来るらしくて。
小豆島にあるエンジェルロードみたいな
海の中に決まった時間だけ現れる
道を渡って島を行き来する体験が
この牛窓でも出来るみたいだった。