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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第28章 高知県の旅 室戸市~高知市
室戸岬灯台は…その名の通り
室戸岬を見下ろす高台に
建っている白亜の灯台で。
最寄りの観光用の駐車場から
5分程移動すると灯台の所に辿り着く。
この場所は恋人の聖地でもあるそうで。
青い空に青い海に真っ白の灯台の
色のコントラストが美しい。
『灯台と写真、撮りましょうよ』
そう言って彼と灯台と一緒に
記念写真を撮って、来た道を
戻って行って室戸岬灯台を後にする。
ちょっと脇道に入って、
灯台のある場所まで
上って来た室戸スカイラインを
また戻って元の国道55号線に戻ると。
また…5分もせずに…目的地に着いて。
次にやって来たのは先程灯台の所から
見下ろしていた『室戸岬』だ。
ここでは…駐車場から岬に移動すると
すぐに出迎えてくれる様に
立っている中岡慎太郎の像と対面できる。
『桂浜の坂本龍馬を作った人と
同じ人が作ってるらしいですよ?』
じゃあ…桂浜の坂本龍馬にも
お出会いする予定だし、
中岡慎太郎さんもカメラに納めて。
遊歩道を…荒々しい海を見ながら
旦那さんと一緒に散歩をして。
この辺りには色んな形をした
岩があって、その岩の中に
『子授け岩』と呼ばれる岩があるらしい。
と言うか…看板みたいなのがあるから
これが…子授け岩…みたいなんだけど。
『折角ですし、ご利益ありそうですし
子宝祈願でもして行きましょうよ』
「うん…そうだね…」
この子授け岩の隙間みたいな所に
小石を乗せると子供を授かれるらしい。
適当な小石を拾って、
その子授け岩の隙間に乗せて
赤ちゃんに恵まれます様にと
彼と一緒にお祈りをして。
また遊歩道を歩いて、
ぐるっと室戸岬の先端の部分を
周って駐車場に戻って来る。
まだ時間的にも早いからゆっくりと
室戸岬の観光をする事が出来て。
また駐車場に戻って来て
車の助手席に乗り込んで
巴はシートベルトを締めた。
今度は反対側に岬を周って行って
海沿いの景色を楽しみながら
国道55号線を進んで行く。
「って、あれ、山の所に
大きな像がある…。お寺??」
巨大な観音像みたいなのが
あったりとかするのは
たまにあったりとかするけど…。
その左側の山手に見えているその像は
仏像…と言うよりかは…。