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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第28章 高知県の旅 室戸市~高知市

「お坊さんの像??」

『ああ、あれは…確か、
室戸青年大師像って言うみたいですよ』


若き日の弘法大師は、この
室戸岬を修行の地に選び
苦行の末多くの悟りを開いたのだとか。

この大きな像は、大きさが台座を
含めて21メートルもある
特大サイズの…像なので。

道を走っていたら視界に入って来るから
その存在感は…ありありなのだけども。

この多きな像がある近くには、
御厨人窟(みくろど)と呼ばれる
弘法大師が室戸岬で修行をしていた際に
住居にしていた洞窟と、
修行をしていた洞窟があって。
2御厨人窟の波音”は環境庁の
”日本の音風景100選”に選ばれているのだとか。

その他にも弘法大師ゆかりの
観光スポットが
その二つの洞窟の近くに
国道から見えるのだけど。
弘法大師行水の池と言うのもあって。

ここで修行中の弘法大師が
行水をしていたと言う池も
周囲に遊歩道が整えられているから。
エボシ岩、ビシャゴ岩と言う
大きな岩も合わせて見ることが出来る。

室戸青年大師像から
ちょっと進んだ海沿いに
開けた場所が見えて来て。

「あれは?シレストむろと?」

シレストむろとと書かれた
看板が見えて来て。
海沿いになにやらそれらしき建物が見える。

このシレストむろとは、
室戸海洋深層水を利用した
健康増進施設で温水プールや
サウナ、ジャグジーなんかがあるらしい。
遊ぶための温水プールじゃなくて
水中ウォーキングや水中運動を
目的とした施設なのだそう。

その隣には、
室戸海洋深層水アクア・ファームと言う
海洋深層水を組み上げて、
供給をしている施設があって。
深海の生き物も展示されているらしい。

窓の外にそんな室戸岬の
周辺の観光スポットを見ながら
室戸岬を出発して20分程で
次の目的地である、
むろと廃校水族館に到着した。

『わぁ、想像はしてましたけど
想像以上にまんま小学校ですね…』

立派な看板はあるけど、
どう見ても小学校のままで。
校庭を利用した駐車場に車を駐めて
車の外に降りて、校舎を2人で見上げた。

「凄い…外観も…小学校って感じだね…」






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