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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第29章 ヴィラ サントリーニ
テーブルの上にはペットボトルの
サービスのお水が2本置いてある。
シンクがついたカウンターがあって
そのカウンターの下に
備え付けの冷蔵庫があるから
その冷蔵庫にお水は入れて置いた。
『あ、僕もさっきひろめ市場で
買ったお寿司冷やしておきます』
夕食はコースだけど、コースでは
物足りない自信しか無いと
ひろめ市場の中村さんが
オススメしてくれたお店で
旦那さんは握り寿司を買っていて
それを夕食後に食べるのでと
彼は冷蔵庫にしまっていた。
お部屋のドアもブルーで、
ドアの横に小さな縦長の窓があって。
ドアの前のポーチの部分に
テーブルと椅子が置いてあったから
コーヒーを淹れて、外の
あのテーブルの所で飲んでも良いかも。
「お部屋の入口も可愛いし
中も…トンネルみたいになってて
可愛い感じのお部屋だね…」
『スタンダードツインの
タイプの客室もあるんですけど
こう、ベッドがこう向けの
部屋に対して横向きの配置なんですよ』
トンネルの中に縦じゃなくて
横のベッドの向きになるらしくて
こっちのダブルの部屋にしたそうで。
「とりあえず、
コーヒー淹れようか?
あの外に置いてあるテーブルの
所でコーヒー飲む?」
『じゃあ、昨日買った
芋けんぴ食べましょうよ』
すっかり忘れてた芋けんぴを
コーヒー飲みながら食べようと
旦那さんが言うので、
ティファールのケトルに
カウンターの水道から水を汲んで
スイッチをONにしてお湯の用意をする。
『じゃあ、お湯待ちの間
水回りも見てみて貰えますか?』
彼は予約する時にお部屋の
参考画像を見てるから
私に水回りを見て来て欲しいと言うので。
ベッドの横の真っ白の壁の
真っ白のドアの奥を見に行くと。
おトイレと洗面台とお風呂があって。
洗面台はお洒落な透明の洗面台で。
アメニティも一式揃っている。
洗面台の上には黒のラタンの
ラックが置かれていて
タオル類がそこに入っている。
ラックの一番下のラタンの引き出しは
お風呂に入る時の脱衣かごとして
使って下さいって事なんだろうな…。
お風呂は…2人で入れるサイズの
ビーンズみたいな形のジェットバスで
バスタイムもゆっくり楽しめそう。