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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第29章 ヴィラ サントリーニ
一段高い高台になっている場所に
建てられている綺麗な建物が
レストランがある新館で。
新館に向かう為の低い高さの
階段を旦那さんと一緒に上る。
新館に行くための階段の
途中からヴィラを見下ろせるから。
つい足を止めて、眺めを見ていた。
すっかりこの時間にもなれば
陽は落ちてしまってたんだけど。
あっちこっちにライトが
壁に埋め込まれて居たり、
お洒落な街灯が設置されてるから
建物は煌々と明るいので
周囲は山なのでここだけ
白く闇の中に浮かんでいるみたいだ。
階段を中腹ぐらいまで上がれば
新館の建物も見えて来て。
ここには2階に客室が4部屋と、
1階はレストランのlogue (ローグ)がある。
窓が大きくて、アートギャラリー
ですよって言われたら
納得してしまいそうな佇まいだ。
入口も2重のドアになっていて
重厚感のある木製のドアは
ストッパーで固定してあって。
その奥の自動ドアを通って中に入る。
エントランスの部分も
大きな窓があって
中央に大きな木を使った
アートなオブジェがあったりして。
ますます、アートギャラリーみたいだ。
入口にレストランのスタッフの方が
立っていて、部屋の番号と
名前を伝えるとテーブルに案内される。
18時に一斉にスタートするから
ここに今日泊まる人が
この時間はここに集まる感じで。
テーブルとテーブルの間隔は
広めに取ってあるから
お隣さんを気にしなくていい感じで。
テーブルは四角のテーブルに
椅子は4つセットされているけど
向い合せに…ではなくて
L字に…セッティングがされていて。
窓の方を向いて景色と、
お喋りをお食事と
ゆっくりと楽しめる感じになっている。
それぞれのテーブルが窓に
座っている人の視線が
向く様になってるから。
食事中に他のテーブルの人と
視線がぶつかる心配もなさそうだ。
お食事は、もうお任せコースの
一択しか無いので。
メニューはお飲み物だけなので
ドリンクメニューを見ていると。
彼は赤ワインを…お願いしていて、
私は仁淀ブルーって言う
オリジナルのカクテルをお願いした。