この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第29章 ヴィラ サントリーニ
お布団を身体に掛けられて
トントンと…小さな子を
寝かしつけるみたいにされて。
『そんな顔…して…、
もしかして…期待させちゃってましたか?』
「だって…期待も…しちゃう…しッ…」
『ちょっと…休んで、
目が醒めたら…身体も楽に
なってるでしょうからしましょうよ』
と、ちょっと寝てから
えっちしましょうと彼が言って来て
今から…おやすみなさいをして
夜中でも早朝でも目が醒めたら
その時にしようって話になって。
おやすみなさいのキスをして、
旦那さんによしよしして
貰いながら…ヴィラ
サントリーニでの夜は更けて行った。
ーーー
ーー
ー
しばらくは…ソワソワして
ちょっと落ち着かない気分だったけど
その内、お布団が温まって来ると
とろんと…意識がまどろんで来て。
いつの間にやら…ちょっと
えっちな事がしたい気分だったのに
睡魔の方が…沢山…増えて増殖して来て。
うつら…うつら…と
瞼が…段々重たくなってしまって。
巴は…自分の意識を…
手放してしまっていた。
寝る前に…トイレに行って無くて、
おトイレに行きたいなと思って
目が醒めてしまった。
多分…2時間ほど…は…
あれから寝てしまっていて。
翌日の11月4日の2時過ぎになっていた。
「トイレ……行きたい…」
もぞもぞと…布団から出ると
トイレに向かって用を足して。
さっき旦那さんが沸かしてくれた
お湯を冷ましてくれた湯呑の白湯
と言ってももう常温のお水だけど
それをありがたく飲ませて貰って。
ポットの中に残っていたのも
湯呑に入れて飲んで
乾いていた喉を潤した。
ポットの中に残っていた分を
湯呑に移して置いて
新しいお水をポットに汲んで
沸かすスイッチをONにした。
ベッドの戻ると…
すやすやと…旦那さんは
よく眠っているみたいで…。
しばらく…普段はあまり
じっくりと眺める事のない
彼の寝顔を眺めて。
彼の身体に自分の身体をすり寄せて
また…寝ようと…思って
旦那さんの体温と…匂いを感じていると
ぎゅううとその腕に抱き締められて
首筋の辺りに顔を埋められる。
呼吸をする息が…首の周囲に
当たって……耳の辺りとかも
くすぐる感じに通って行く。