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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第30章 桂浜観光

おらんくの池に掛かっている
赤い橋の上から魚を見ながら。
巴がそう言うと、
近くを通りがかった飼育員さんが
おらんくの池と言うのは
高知の言葉で私の家の池と言う
意味になるのだそうで。
このおらんくの池は
高知県の形をしているのだそう。
この池に居るお魚達にも
エサをあげる事ができるので。
100円を入れて
カプセルに入ったエサを買って。
旦那さんとそのエサを半分こして
おらんくの池のお魚にエサやりをする。
おらんくの池の隣には
円形水槽が並んでいるエリアがあって。
その水槽には土佐金が優雅に
ヒレを広げて泳いでいる。
『近所…アトアにも
色々な金魚がいましたけど…
綺麗なヒレの金魚が居ますね』
金魚が居た辺りの近くに
船を利用して出来た水槽があって。
その船の水槽の中には
ミシシッピアカミミガメが居る。
その先が…水族館の本館の
建物の入口になっていて。
建物に入ると…まずは…
生け簀の様な水槽に
沢山ウツボがいる水槽が
お出迎えをしてくれて。
「ウツボ…が…わらわらしてる…ッ」
『あ、これ…ウツボの美味しい
食べ方も説明してありますよ』
ウツボが居る水槽の前の
手書きの説明書きのポップには
ウツボの美味しい食べ方も
写真付きで説明がされている。
「ウツボって一言で言っても
色んな種類のウツボが居るんだね」
『これ、この写真見て下さいよ。
ウツボの頭丸揚げにしてますよ』
ウツボは…ひろめ市場で食べた
タタキや、唐揚げの他にも
塩焼きにしたりとかかば焼きに
したりとかして食べたりもするのだそう。
頭を丸ごと唐揚げにしたのが
美味しそうだって彼が言っていて。
ウツボの水槽が…段々
生け簀に見えて来たんだけど。
その奥の水槽にはアカメと言う
ちょっと変わった特性を持つお魚がいて。
この水槽に居るアカメと言うお魚は
日本の固有種でスズキの仲間なのだそう。
アカメは日本三大怪魚でもあり、
限られた地域にしか住んでおらず
幻の魚…なんて呼ばれる事もある。
この水槽には…アカメが
沢山泳いでいて。
これだけの数のアカメを見れる水族館は
日本でもここだけなのだそう。

