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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第4章 私の37回目のお誕生日

旦那さんからのお誕生日プレゼントは、
アナグラム コンティネンタルウォレット。
ピンクベージュみたいなサンドカラーで
私でも…許される可愛らしさと落ち着いた
大人の女性の感じがする色合いで。

「ロエベのお財布……たっ、
高かったんじゃ……っ…」

『ブランド物の財布なんて
大体これぐらいじゃないですかね?
自分も僕にロエベの財布
プレゼントして置いて、
そんな事言うの…おかしくないですか?
それとも…要らないんだったら、
質屋かどっかで引き取ってもらいますけど…』

「いやああぁ~、要る、要りますぅううっ
お財布、欲しいですッ、許してぇえっ」

と…プレゼントの財布を
ベッドの上で取り合うと言う
良く分からないことをして…。

旦那さんからのプレゼントを
しばらくの間じぃ~っと眺めていた。

『そんなに見てたら穴空きますよ?』

「やっ、…大丈夫ッ…空かないもん…
だっ…て、プレゼント……貰ってるのに
お財布…まで…貰っちゃってる…し…」

前に来た時よりもいいお部屋だし、
そんなに広さは変わらないとは言え
北野ホテルでは一番いいお部屋らしいし。

毎度毎度のことながらに、
私の12歳年下の旦那さんは
サービスが過剰過ぎる…気がする。

「みっ…港斗はさぁ…ぁ…、
こ、こんなに…私に…サービスして
わ、私を…どうしたい…訳…なの?」

『え?お誕生日…去年は
お祝い出来なかったから…今年は
その分もお祝いしたいなって…
そんな風に思ってた…だけなんですけど…。
お礼に…えっちなサービスが、
巴から頂ける感じ…だったりします?』

「それは……ご希望の…サービスの
内容にも…よる…けど……がっ
頑張る…ッ…、し…、大丈夫…ッ…」

『じゃあ、前に沖縄の時に
するの忘れてた…やつ…。
巴にして貰っても…良いですかね?
ちゃんと…玉ショーツ持って来てるんで』

そうだった……7月の彼の
お誕生日の時に、玉ショーツを履いて
観光するってやつを…すっかり
彼が忘れてたのをいいことに
こっちも言わないでしなかったんだけど。

私がお礼をしたいと彼に伝えたら
それをして欲しいと言われてしまって。




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