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第32章 日本最古の遊園地

『今日は、お天気もいいですし。
１１月とは思えない程の気候で。
絶好のバーベキュー日和ですもんね』

バーベキュースペースには
食材も飲み物も基本的に一切
持ち込みは出来ないから、
全部必要な物は揃えてあるし
受け付けの所で追加のメニューや
飲み物を買う事が出来るようになっている。

予約する時に開始時間も
選べるみたいでその時間に合わせて
火起しもして貰えるから
面倒な事は全部やって貰える
楽ちんバーベキューが出来る感じで。

スタッフの人が
カッティングボードの上に
２人分ずつセットされた
バーベキューセットを
運んで来てくれて。

私達は焼いて食べるだけでいい。

『巴、僕、焼いてるんで
エビちゃんと一緒に
飲み物僕の財布持って行って
買って来て貰えますかね？』

と…もう…彼が備え付けの
グローブを履いて
食材を網の上に並べ始めてて。

ビールを買って来てって
意味なんだろうけど。
あるんだったら白ご飯が欲しいと。
バーベキューセットには
丸いパンがついてるけど
白ご飯が食べたいと言うので。

『あ、後、肉の追加も』

「はいはい…買って来ますよ」

と葵ちゃんをお供にして
受付兼売店に追加の
食材とかご飯とかお酒を買いに行って。

お支払いはキャッシュレス
決算のみの受付だったので
自分のペイペイで支払ったんだけど。

お酒は皆でシェアしたら良いかなと
大きいサイズの２リットルの
アサヒスーパードライを購入して。

旦那さんのご希望の品々を
買ってサイトに戻って来て。

後、サイドメニューで
スモークセットと
スモアのセットがあったから
それも買ったんだけど。

私が色々と買って来たからなのか
小林君からは私の分の
お昼の支払いは良いのでと
言われてしまって。

今私達がいるこのデッキスペースは
バーベキューが終わった後も
貸し切りで使う事が出来るみたいで。

１６時までレンタルできるから
遊園地でアトラクションを楽しんで
ここに休憩に戻って来るって
そんな使い方も出来るのだそう。

「遊園地で…アトラクション見ながら
バーベキューして、ビールって
なんか…凄い…不思議な感じする…」

『大人ならではの
遊園地の楽しみ方ですね』