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幻影の胡蝶 〜桃源郷の寵妃達〜
第1章 胡蝶再び
(そんな筈ない…っこの私が!!)
ただの下っ端相手にトキメクなんて!!
ずっとこの位置を楽しんでいた。
色んな女の子がここに来て、色んな戦略を考えて高見に臨んでいく。
脱落するモノもいれば、寵妃になったモノもいた。
寵妃になった者は皆こうして胸を高まらせた。
しかしこの胸の昂まりはまるであの時の様だった。
そんな訳ない。
何度も何度も否定するが、あの時以来の胸の高鳴りに顔が紅潮し、体が震えた。
初めて『胡蝶様』を見た時の高鳴り。
『私は絶対、あの方の元に帰ってみせます。』
そう言って、決意を固めたあの目と。
目の前にある目が同じ事に歓喜した。
歴代でただ1人。
四天王に愛された女。
そんな胡蝶が今。
再びこの桃源郷に舞い戻ってきた。
ただの下っ端相手にトキメクなんて!!
ずっとこの位置を楽しんでいた。
色んな女の子がここに来て、色んな戦略を考えて高見に臨んでいく。
脱落するモノもいれば、寵妃になったモノもいた。
寵妃になった者は皆こうして胸を高まらせた。
しかしこの胸の昂まりはまるであの時の様だった。
そんな訳ない。
何度も何度も否定するが、あの時以来の胸の高鳴りに顔が紅潮し、体が震えた。
初めて『胡蝶様』を見た時の高鳴り。
『私は絶対、あの方の元に帰ってみせます。』
そう言って、決意を固めたあの目と。
目の前にある目が同じ事に歓喜した。
歴代でただ1人。
四天王に愛された女。
そんな胡蝶が今。
再びこの桃源郷に舞い戻ってきた。