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天狐あやかし秘譚
第2章 秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)
ダリの舌が、私の陰裂に激しく出し入れされる。それとともに、指?!多分指でクリトリスをこねられている。

「二か所一緒とか・・・ダメ!ほんとに・・・ダメェ!!!」

気持ち良すぎて、びくん、と腰が跳ね上がる。
溶けちゃう・・溶けちゃうよぉ。

「綾音・・・これでも、主は我に愛されるのはイヤか?」
ちゅぷっと指が入ってきている。それだけで、私のアソコは更に快感を貪っていく。中で微細に動くダリの指が、私も知らない私のいいところを的確に刺激してくる。
「こんなに淫蜜を滴らせて・・・本当に、イヤか?」
こんなときに、そんなこと聞かないでよ・・・。
私はいやいやをするように首をふる。

も・・・ダメ・・・ダメ・・・私、ダメになるよ・・・。

耳元にダリが口を寄せる。ゾクゾクするような低い声。
「もっと・・・深く愛してやるぞ・・・。主も求めておるじゃろう?」
脳に流れ込むその声に、身体がビクビクと震える。

「あ・・・う・・」

頷いたら・・・頷いたら・・・。ダメだ・・・絶対・・・。私は理性を総動員して、ダリが視線で、指先で、声色で与えてくる官能に抗う。

でも・・・でも・・・。ダリの指が私の秘所をクリクリと責めさいなむたびに私は頭の中にパチッパチッと電気を流されたようになる。とてもじゃないけど、が・・まん・・・できない!!

いい・・・き・・気持ちいい・・。

「主の身体・・・溶けておるぞ?」

そんなこと・・・言わないでよ。
そっと、またダリがその口を私の耳元に近づけてくる。
ダメ!今それやられたら・・・私・・・私・・・っ!!

「主は、欲しがってるのじゃろう?もっと・・・もっと・・・」
少し低めのダリの声が、耳から官能そのもののように私の脳に流し込まれる。

「もっと・・・心地よくしてやるぞ?」
はああ♡
それだけで腰が浮く。身体中がゾクリと粟立つ。

「ほ・・・ほしい・・・」

私は思わず頷いてしまった。もっとして、と求めてしまう。
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