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天狐あやかし秘譚
第20章 【第6話 夜道怪】一陽来復(いちようらいふく)
☆☆☆
新しいお家に来てから2週間。新しいお家は広くって、夜寝るときも、ぱぱ、ままが一緒で私はとても嬉しかった。

そうそう、新しいお家には不思議なことがあって、畳のお部屋・・・まま達は『わしつ』って言ってるけど・・・に赤いお着物を着た女の人、『桔梗』さん、がよくふわふわしていた。

寝てるときもあるし、起きて私達のことを見ていることもある。お話したことも何度か。
いろいろなことを『不思議』に思うみたいで、私もよく、『さっき食べてたの何?』とか、『このいっぱい絵が変わる箱は何?』とか聞かれる。ちなみに、絵が変わる箱というのはテレビのことだった。

新しいお家に来て、ままはお仕事だって言って、お外に行くことが何度かあった。最初は『清香も行く!』と駄々をこねてみたが、どうやらお仕事場には行かれないみたい。そういうときは、ぱぱといっしょか、芝三郎といっしょにお留守番をすることになる。

新しいお家にも慣れてきた時、ままが私に『七五三、しない?』と言ってきた。七五三っていうのは、女の子が元気に大きくなりますようにって、お祈りすることだと教えてくれた。お祈りの時、お着物を着て、美味しいものを食べて、千歳飴っていうキャンディーをもらうと聞いて、私は『やりたい!』と言った。

お着物なんて、着たことがなかったからだ。

だから、今日は、すっごく嬉しかった。

新しいお家の近くに、少し低いお山があり、その坂の上に神社があった。その神社でみんなでお参りをして、近くのレストランに入る。

「ここ、七五三用の御膳があるって言ってたから」

とままが言っていた。

出てきたご飯は、今までに見たことないようなきれいな四角い器に入っていて、たべきれなさそうなくらいの種類があった。

私は子供だからか、少し小さい箱だったけど、芝三郎やぱぱ、ままはもう少し大きなご飯だった。でも、ままもぱぱも優しいから、私が『それ頂戴』と言うと、なんでも分けてくれた。

ご飯も、飛び切りで、ここでも私はとっても嬉しくなった。
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