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天狐あやかし秘譚
第20章 【第6話 夜道怪】一陽来復(いちようらいふく)
☆☆☆
今日の私は特別だった。

薄いピンク色に色とりどりのきれいな鞠の絵が描いてある可愛らしい着物に、真っ赤な上着・・・ままは『ひふ』って言ってたけど・・・を着ていた。髪の毛も美容師さんに可愛くしてもらった。頭の横のあたりにふわふわに巻き毛があって、おリボンもつけてもらった。

鏡の中に映った自分がまるで昔話のお姫様のようで、私は嬉しくて仕方がなかった。

「清香ちゃん!かわいい!!」

ままも褒めてくれる。そう言ったままも今日はお着物だ。海の色みたいな青い着物に花が流れるように描かれている金色の帯をしていた。髪の毛もいつもと違って上げていて、首のあたりがキレイに見えていた。

ままは気づいていないけど、私は知っているんだ。

ぱぱがままの後ろから目を細めて嬉しそうに見ているの。
ぱぱは、ぱぱで今日はお耳と尻尾がなくて、やっぱりお着物を着ている。ぱぱの場合、すぐにお洋服を変えられるみたい。黒と青の間くらいの着物に上着・・・ままは『はおり』って言っていた・・・を着ていた。ぱぱは何を着てもかっこいいけど、今日はいつもよりずっとずっとかっこいい。

芝三郎はたまに見せる昔の侍のような格好をしていた。刀を腰に差している。あれが、この間お話に出てきた、『おぼろ月』という刀だろうか?

「清香ちゃん、お詣りに行こう」

ままが右手、ぱぱが左手、私の両手がいっぱいになる。あったかい気持ちで、胸が一杯になっていた。

今日はお空は真っ青で、いい天気。ままが言っていた。

「今日は、清香ちゃんが主役!なんてったって、七五三なんだから」

だから、私はワクワクが止まらなかった。
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