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天狐あやかし秘譚
第49章 淫祠邪教(いんしじゃきょう)

「ああ・・・そうだな・・・。あの女、あれが邪魔をしたんだ。
せっかく僕が美しい計画を立てたのに・・・互いに互いを助けようとすることで最愛の人を破滅に追いやってしまう兄妹・・・そんな麗しいシナリオを描いたのに・・・全て台無しにした・・・そうだ、そう、あの女・・・確か・・・」
名を、綾音、と言ったか?
「捕まえて・・・肉人形にしてやろう。
そして、ここで、気が済むまで犯し尽くしてやろう・・・」
緋紅が笑い出す、最初は小さく、徐々に大きく。
最後は、部屋中に響き渡る哄笑になっていく。
狂者の・・・凶者の・・・不吉な笑いが昏い部屋に響き渡っていった。
せっかく僕が美しい計画を立てたのに・・・互いに互いを助けようとすることで最愛の人を破滅に追いやってしまう兄妹・・・そんな麗しいシナリオを描いたのに・・・全て台無しにした・・・そうだ、そう、あの女・・・確か・・・」
名を、綾音、と言ったか?
「捕まえて・・・肉人形にしてやろう。
そして、ここで、気が済むまで犯し尽くしてやろう・・・」
緋紅が笑い出す、最初は小さく、徐々に大きく。
最後は、部屋中に響き渡る哄笑になっていく。
狂者の・・・凶者の・・・不吉な笑いが昏い部屋に響き渡っていった。

